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リレーの基礎知識 (その4)

<駆動方式について>
今まで説明してきましたのは、機械的に動作をさせるタイプのリレーで、一般的には機械式リレーと呼ばれています。
機械式リレーの場合、スイッチを切り替える(動かす)には直接的に動かす方法と、間接的に動かす方法があります。電磁石の原理を利用するのは共に同じなのですが、スイッチを動かす方法が少し異なります。

<直接駆動方式>
今まで説明してきましたリレーは直接駆動方式です。コイルの磁力により鉄片が引き寄せられ、鉄片と直結された可動接点が動きます。可動接点自体が動くタイプです。
構造が簡単なので、安く作ることができます。しかし、耐電圧性(*2)が低いので、厳しい規格にはあまり向いていません。直接駆動方式の場合、接点とコイル間や接点間の距離が比較的近いためです。
(*2) 耐電圧とは入力に耐えられる最大電圧で、高いほど大きな電圧に耐えられます。この最大電圧を越えると誤作動をおこす可能性があります。

<間接駆動方式>
間接駆動方式は呼んで字の如く、コイルの磁力により引き寄せられた鉄片が間接的に可動接点を動かすタイプです。直接式より価格は高くなりますが、コイルと接点の距離を離すことができるので耐電圧を高く設定することができます。次のようなイメージです。

<ここにポインターを置いてみてください。動作状態に変わります。>
電磁石に電流が流れて磁力が発生し、鉄片が動くのは今までと同じです。ただし、鉄片に直接接点が付いているのではなく、鉄片がバーを押すことにより接点を移動させます。


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